広島の想いを胸に

区議会議員 鈴木のぼる

 原水爆禁止日本協議会が主催する原水爆禁止2024年世界大会イン広島に、台東原水協として、新日本台東支部・東京土建台東支部・生活と健康を守る会・台東区職労・日本共産党台東区議団から6名の代表(上の写真、左端が鈴木区議)が参加しました。
 1945年(昭和20年)8月6日(月)午前8時15分、1発の原爆が広島上空に落とされ数万人の命が奪われました。日本は唯一の戦争被爆国です。
 今回初参加の方が4名。その地を訪れての感想で「暑い広島だったが平和について改めて考えるきっかけになりました」、「私の祖父が戦争体験者で子どものとき話を聞いていた。平和について興味もあったので、今年参加を決めました」と話しています。

核なき未来の実現に向けて

 核兵器禁止条約は、2017年7月7日に国連で採択され、核廃絶への大きな一歩を踏み出しました。
 しかし唯一の戦争被爆国・日本は、締約国会議に参加せず署名も批准もしていません。平和公園では広島や沖縄の中高生が〝核なき未来に〟と署名活動に汗を流していました。
 ロシアによるウクライナへの侵攻、イスラエルのガザでのジェノサイド。今も罪なき多くの民間人の命が奪われています。更に核兵器の使用も示唆する発言も。岸田首相は、平和祈念式典の挨拶で核兵器禁止条約には一言もふれず、核抑止力への依存を強めています。
 核兵器廃絶は、決して簡単なものではありませんが、被爆者の方々の「もう誰にも自分たちと同じ思いをさせてはならない」という言葉を胸に刻み、たとえ小さな行動でも声を上げていかなければなりません。

カクサン