10月27日投開票の衆議院選挙について、日本共産党台東地区委員会は、次のとおり見解を発表しました。
ほその真理候補が健闘
2024年10月29日 日本共産党台東地区委員会
10月27日投開票の総選挙で、日本共産党のほその真理東京2区候補は、台東区で1万3408票(得票率14.0%)を獲得し健闘しました。比例の2倍近くの得票は、立憲野党の真の前進を願う区民の意思が表れた結果と言えます。
これまで2区と13区に分かれていた台東区で、同じ党独自の小選挙区候補を擁してのたたかいは10年振りのことでした。日本共産党とほその真理候補へのご支援に心から感謝します。
総選挙全体の結果は、政権与党の自民党・公明党が過半数割れになり、政治が大きく動き始めました。日本共産党は裏金問題の追及で政権を追い込む立役者になりましたが、議席は後退しました。とりわけ比例東京ブロックの2議席を確保できず、宮本徹さんの議席を失ったことは残念です。
台東区の比例代表選挙での日本共産党の得票は7251票(7.5%)でした。これは直近の国政選挙である2022年7月の参院選比例票(党名)での7637票(7.8%)とほぼ同じですが、2021年総選挙の9215票(9.7%)からは後退させてしまいました。
選挙期間中、「もう自民党には入れない」「共産党またスクープしたね」「社長から今度は共産党に投票をと言われた」…など、多くの有権者から共感と期待が寄せられました。
特に、「しんぶん赤旗」がスクープした、裏金での非公認候補に政党助成金で2000万円が渡された問題は、選挙戦最終盤、自民党への激しい怒りを広げました。
しかし、その怒りは日本共産党への支持に真っすぐにはつながりませんでした。「政権交代こそ真の政治改革」という比較野党第一党の立憲民主党や国民民主党にとどまることになったのではないでしょうか。参政党や日本保守党など「極右」政党の伸長も警戒が必要です。
政局が激動することは必至です。台東地区委員会はこの結果を率直に受けとめ、課題を引き出し、区民のみなさんと共に要求に基づく運動をおこし、党づくりの前進に力を注いでまいります。
みなさんの忌憚のないご意見をお寄せください。