15日までアンケート 声を寄せましょう
台東区最大の区有地・旧東京北部小包集中局跡地(清川2丁目、1万㎡。写真)の活用で、区は民間事業者からの提案を募集してきましたが、昨年末、公募を打ち切りました。提案はわずか2つ。どちらも現建物を解体し2階建てスーパーマーケットをつくるというものです。北部地域のまちづくりの核、区全体の活性化という目的に沿っているでしょうか。1月15日まで区民アンケートが行われています。ぜひ声を届けましょう。
提案の一事業者は高齢者や障害者への移動販売や子ども食堂、もう一つの事業者は多世代コミュニケーションや地場産業…など、地域貢献も打ち出していますが、どちらもメーンはスーパーです。
利益を追求する民間事業者ですから、この地への設備投資を考えれば、このプランしかなかった、というのが現実ではないでしょうか。
日本共産党区議団は昨年の第1回・第2回定例会の一般質問で、①区が主体となり政策目的を明確に勧める、②区が掲げる北部地域のリノベーションまちづくりのコンセプトを大切にする(現建物の活用)、企業主導・民設民営ありきは問題…と指摘してきました。
そして、スケートボードやスリーオンスリーなど子どもと若者が思い切って遊びスポーツができる場所、文化・コミュニティ施設、防災に資する施設を、創エネ・省エネを徹底して整備すべきだ、と提案してきました。
今回の事業者提案は公共的機能が乏しく、リノベーションを掲げる北部地域のまちづくりにも逆行する内容であり、期待外れの感は否めません。