子育て・若者支援特別委員会視察

 台東区議会子育て・若者支援特別委員会は8月5~6日、愛知県の春日井市と豊橋市を視察。共産党区議団から、あきま洋区議が参加しました。以下、その報告です。

子育て・若者支援特別委員会視察

台東区議会議員 あきま 洋

市外利用が多い屋内子ども遊び場 春日井市

 春日井市では子ども屋内遊び場「ぐりんぐりん」を視察(写真)。
 同市とボーネルンド社が共同で企画し、指定管理者が運営する施設です。子どもは年齢に応じた4つのエリアに分かれ、季節や天候に関係なく遊具を使って遊べます。猛暑で外遊びができないため、夏休みの重なる8月の利用者が最多。視察した日も多くの子どもと親でにぎわっていました。
 学校がある期間のウィークデーの利用者は少なく、近くの2つの小学校児童が大半です。土日・祭日は車で遠方から来る親子連れでにぎわいますが、市外からの利用者が多く、トータルでは市外6・市内4とのこと。そこで現在、年少児以上100円、保護者無料の料金を来年1月からは子ども無料、保護者は市外400円、市内200円と差をつけます。
 台東区は現在、(仮称)北上野2丁目福祉施設と、清川2丁目プロジェクトの2か所で子ども屋内遊び場を計画していますが、規模の大きな施設をドンと設置するより、小学校単位に児童館を整備する方が区民利用を促せると感じました。

子どもの心のケア専門部署設置 豊橋市

 豊橋市では、こども若者支援センター・ココエールについてレクチャーを受けました。
 児童福祉法と母子保健法に基づく「こども家庭センター」の機能と、子ども・若者育成支援推進法に基づく「子ども・若者総合相談センター」の機能を併せ持つ相談機関です。
 豊橋市では2012年、両親のネグレクトによる女児死亡事故がありました。女児は乳幼児健診を受けておらず、その兄も就学届が未提出で口に障害がある状態でした。
 居住実態の把握、妊娠・出産から子育てまで、子育てから自立までの切れ目のない相談体制の構築などが課題となりました。国や、不登校・ひきこもり対策も必要となる中で、市は児童と若者に関する相談窓口を一体的に整備しよう、とセンター設置への動きになりました。
 台東区にはすでに子ども家庭支援センターと保健サービス課を中心とした「こども家庭センター」機能があります。今後、(仮称)北上野2丁目施設整備で、子どもと若者に関する相談窓口を一体的に行う体制を整備していく方針です。
 私が注目したのはセンターに「心理グループ」をつくり公認心理士を配置していたことです。昨年、私は、区内企業型保育所での保育士による幼児虐待事件で、その後もPTSDで苦しむ子どもの問題をとりあげ、様々な要因で傷つく心のケアを行う部署をつくるべきだ、と質問しましたが、豊橋市では既にできていました。ぜひ参考にしてほしいと思いました。

カクサン