台東区議会は、第2回定例会の最終日に、標記の決議を全会一致で採択しました。全文は別掲のとおりです。
第2回定例会にはガザ地区の即時停戦を求める陳情が新婦人台東支部等から二つ提出されていました。
ところが台東区議会には、国際紛争に関する陳情は審議しないことができる、と「申し合わせ」に規定されており、与党会派を中心に陳情審査しないことになりました。
日本共産党やれいわ立憲にじいろの会などは「審査しないなら議員提出で意見書か決議を」と主張。これに全ての会派が同調したという経緯がありました。
ガザ地区における即時停戦の実現等を求める決議
パレスチナ自治区ガザ地区において、現在、3万5000人を超える子供、女性、高齢者を含む多くの尊い人命が犠牲となるなど、深刻な人道危機が続いている。
この事態は、平和都市宣言を行い、恒久平和を希求する台東区としても、見過ごすことができないものである。
よって、台東区議会は、民間人の人命を危機的状況に晒すことがないよう、イスラエルとハマスの双方をはじめとする全ての当事者及び国際社会が、国連憲章及び国際人道法を含む国際法を遵守するとともに、人道目的の即時停戦及び人質の即時解放を強く求めるものである。
以上、決議する。
令和6年6月27日
東京都台東区議会