オンライン議会、基本条例を視察
―区議会 議会運営委員会―

 台東区議会・議会運営委員会は15~16日、愛知県豊橋市と静岡県三島市の両市議会を行政視察しました。
 豊橋市議会はオンライン議会と政治倫理条例が主なテーマでした。新型コロナウイルス感染症の経験を経て、2022年、委員会条例を改正した豊橋市議会。委員長が感染症のまん延または災害等により参集が困難と認めるときは、調査研究のための委員会をオンラインで開催できることにしました。音声や画像などの技術面、今後育児や介護などのやむを得ない事由への拡大などハード・ソフト両面の課題を挙げていました。
 三島市議会は議会基本条例がテーマ。2019年に施行された基本条例を逐条で検証。24項目のうち4項目が「要検討」になりました。議長は私たちの視察歓迎の挨拶で、そのうちの一つ「自由討議の推進」を「もっと活発に行いたい」と表明していました。16項目が「概ね良好」とされましたが、「議員による検証でいいのか」との声もあったそうです。
 台東区議会からの質問は議会報告会に集中。三島市議会から様々な工夫をしているもののなかなか参加者が増えない悩みが出されました。基本条例をつくることもいいですが、やはり住民の声が届く開かれた議会にするためには、議員自身が日常的に住民の声を聞き、論戦に反映することが原点ではないか、と感じた視察になりました。

三島市議会で、あきま区議
カクサン