小島公園にスポーツコーナー
のびのびボール遊び、子どもの安全前進

6年前、区議会に陳情した中嶋諒さんに聞く

 小島公園がスポーツコーナーを整備し、リニューアルオープンしました。安心、明るい、と好評です。ここに至るまでに区民の声、地域の議論、台東区の方針など、6年がかりの営みがありました。2019年区議会第2回定例会に陳情を提出した中嶋諒さん(小島在住)と新小島公園を歩きました。

 「実はボール遊びをやめさせろ、というのが区議会への陳情の動機だったのです」と、中嶋さんは振り返ります。
 子どもと一緒に公園で遊んでいた妻の首元にボールが当たり、「万一これが小さい子どもだったら大変な事故になっていただろう」と、区役所に対処を求めましたが、「のらりくらりの対応に怒りが湧いた。ボール遊び禁止と大きな貼り紙があるのに…」と中嶋さん。
 何とか声を届かせたい、と調べたら区議会への陳情があることを知りました。「小島公園にフェンスを設置することについての陳情」を6年前に提出。議会は4回継続審査になり、1年3ヶ月後の2020年第3回定例会で趣旨採択になります。
 「日本共産党区議団が真っ先に現場に来て話を聞いてくれた。すごい、と思った」。他の会派もその後、現場を視察し、陳情を真剣に審議してくれ嬉しかった、と中嶋さんは話します。
 区議会の審議を受け、町会はじめ近隣地域への聞き取りや、小島公園を利用する可能性のある教育機関を通じてのアンケートが進められていきました。
 区議会の陳情審議は、南部地域にボール遊びができる公園がほしいという子育て層の願いに応えたいという地域の声をどんどん反映して深まっていきました。
 中嶋さんは、はじめは子どもの安全のためにフェンスを、と提出した陳情でしたが、これは同時に子どもたちが思い切りボールを投げたり蹴ったりする場所の必要性を訴えることにつながっているのだ、と認識するようになった、と言います。
 そして「小島公園は外国にルーツのある子どもたちもたくさん遊ぶ場所。立派なネットができてボール遊びが認められ、安全性は高まったが、この間の聞き取りに彼らの声が反映されたとは言えないのでは。今後の公園づくりは多文化共生の角度をぜひ据えてほしい」と強調しました。
 その時通りかかった、3人の子どもを連れた女性にリニューアルした小島公園はどうですか、と聞くと「子どもを安心して遊ばせることができるようになり大歓迎。ネットができて全体がとても明るくなった」と称賛の声が返ってきました。

リニューアルオープンした小島公園で陳情について語る中嶋さん。
カクサン