区民の現実ふまえ機敏な対策を コロナ感染拡大防止へ

あきま区議が総括質問

 日本共産党のあきま洋区議会議員は22日、予算特別委員会の総括質疑で、新型コロナウイルス感染症の第6波が区民に及ぼしている現実を示し、教訓を引き出し対策の拡充を、と区長・教育長に求めました。しかし、区長・教育長は現在の区の対策について省みる姿勢がありませんでした。
 第6波で区民から寄せられた実態(下記)を示したあきま区議。この間、保健所、医療機関、介護・福祉施設、学校・園に寄せられた区民の声を踏まえ機敏に施策に取り組むべきだ、と質問しました。
 これに対し区長は、「台東区保健医療提供体制確保計画」を策定し、感染拡大時の対策に取り組んできた。医療・福祉関係とも情報を共有し対応してきた、とこれまでの区の対策を自賛。今後の継続を表明しました。
 しかし、第5波の拡大を食い止められなかった教訓を踏まえ策定した「台東区保健医療提供体制確保計画」は、感染力の強いオミクロン株により、あっという間に想定を乗り越えられ、保健所機能はパンクしてしまいました。
 あきま区議は、家庭内感染が広がっている家族に対し「若くて軽症だから」と保健所が自宅療養を指示したが、血液疾患がある子どもが同居していた、という区民の例を挙げ、「保健所が疫学調査まで手が回らなくなった結果だ。こういうことを繰り返さない対策を」と主張しました。

第6波で区民から寄せられた実態

●複数の障害者グループホームで、同時期に入居者の感染が広がったため、区が補助している医療的ケアが必要な人のショートステイが1か月以上休止になりました。
●認知症高齢者の女性は、介護している夫が感染。濃厚接触者になったということで、お泊りデイサービスから自宅療養している夫のもとへ帰らざるを得ませんでした。
●小学6年生の担任が感染し休んだとたん、児童は丸1日自習、オンライン授業は数日休止になりました。

陽性者出たらクラス全員検査を

 第6波の感染拡大は、子どもを介して広がっています。台東区でも連日、多くの学校や保育園での陽性者が発生しています。
 あきま区議は「学校や保育園で一人でも陽性者が出たらクラス全員のPCR検査を」と教育長に迫りました。
 教育長は「必要に応じたPCR検査」に固執し、クラス全員のPCR検査には後ろ向きでした。
 委員会質疑で教育委員会は、全児童数に対する感染者数が一番低い学校の2.2%と一番高い学校の17.8%という大きな乖離の理由はわからない、感染源が確認できないので子どもから子どもへの感染があったとは言えない、などと答えていました。
 今回の教育長の答弁は、子どもの感染を食い止めるため要因を究明し、対策を講じようという姿勢が弱いと言わざるを得ません。
 目立ったのは、国や東京都頼りの姿勢です。専門家を入れた本部体制、介護・福祉従事者への定期的PCR検査、学級閉鎖の基準など区独自の真剣な構えが見られませんでした。
 国や都は、成り行きまかせの対策で、医療と保健所を波の度に崩壊させてきました。区民の命と健康に一番強くかかわる台東区が、国・都まかせではダメです。
 転換を強く求めます。

カクサン
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